2025年10月24日

【部員活動記録】韓国縦断旅行 ≪後編≫

おはようございます。
韓国二日目のスタートです。

一日目はこちらをご参照ください。

 

韓国縦断旅行≪前編≫


≪泗川へ≫

この日もまた、帰国手段以外予約していませんでしたので、言ってしまえばノープランです。
という事で、釜山から約100km西に位置する泗川(サチョン)市に行ってみようということになりました。
人口は10万人程度の、"ほとんどの外国人が知らない"ような街 です。

釜山駅から地下鉄で30分ほどの、釜山西部バスターミナルへ向かい、高速バスのチケットの交渉をします。
行きはどうやらガラガラのようで、一番前を取ることができました。

(釜山交通バス)

そんな高速バスですが、めちゃくちゃに怖かったです。

出発したらすぐにアクセルベタ踏みにしてすぐに80km/hまで加速しました。え、一般道って60km/h制限じゃないんですか...!?
もちろん、一般道なので信号があるのですが、急ブレーキ急発進、信号無視は当然のようにありました。
高速道路に入ると120km/hに加速し、右抜き、左抜き、幅寄せ...ただ、特に珍しいものではなさそうでした。
日本の高速バスでは経験できない、スリル満点の個人的には楽しい90分の移動となりました。

    (釜山交通バス、車内)


≪航空宇宙博物館≫

さて、なぜこんなマイナーな街へとやってきたのかというと、泗川航空宇宙博物館へ行くためです。
泗川のバスターミナルからそこそこ遠かったのでタクシーをつかいましたが、こちらもまたものすごい運転を見せてくれました。
これは一種の文化の違いといえるのでしょうかね..?

そしてバスにもタクシーにも言えることですが、驚くほど安かったです。タクシーでかなりの距離でしたが日本円にして700円程度でした。日本だと二倍から三倍はするでしょう。交通費は全体的にかなりお安く感じられます。

そうして向かいました先は、泗川航空宇宙博物館です。

ここにはなんと本物のB-29爆撃機が展示されています。米国本土以外だとここでしか見ることはできないでしょう。

(B-29爆撃機、泗川航空宇宙博物館にて)

ほかにもC-124輸送機など、貴重な飛行機や戦車なども展示されていたにも関わらず、人が全然いない!!!

いくら平日とはいえ、あまりにも閑散とし過ぎていました。経営が心配になります。

受付のおねーさんや、売店のおにーさんもものすごく親切で、双方たどたどしくはありますが英語を介してコミュニケーションをとることができました。

「Where are you from? 」
「From Japan. 」
「Japan!? Very rare. How was Sacheon?」
「Airplanes are cool, and people ware very kind. I'm very satisfied!! 」

だいたいこのような感じの中学英語程度の会話ですが、海外にきて雑談するというその"経験"がうれしかったです。

またまたノープランで帰りのタクシーを探しても全然いなかったので、さきほどの受付のおねーさんにお願いしてタクシーを呼んでもらいました。

日本も韓国も、地方の人は優しい場合が多いのですね!

韓国旅行で最もおすすめする場所は?と聞かれると、真っ先に泗川と答えます。それくらい素晴らしい場所でした。

    (泗川市観光マップ)

さて、帰りも現地で取った爆速高速バスで釜山へ帰ったのですが、私たち二人でちょうど満席になってしまったようで、少々ヒヤッとしました...

何度も言います、"予定を立てて予約を取ってから旅行に行きましょう"


(泗川市外バスターミナルの窓口)

≪帰国≫

もうなんだかんだ言っていると帰国が近づいてきました。

韓国滞在時間はわずか30時間ほどでしたので本当にあっという間でしたが、名残惜しい気持ちがあります。

それでは釜山金海空港に...と普通に帰るわけではありません。

私たちは、釜山国際港から国際フェリーで帰国します。

釜山港国際旅客ターミナルは、日本にはまずないような規模となっておりまして非常に驚きました。


(出港後に見える釜山港国際旅客ターミナル)

日本では船での旅客輸送はほとんど廃れてしまって、もはやターミナルといえる港は私の記憶の限りにはありません。

鉄道に接続していて、多方面にどんどん船が出ている...これぞ活きている港町!!

ターミナルには飲食店や売店が入り、活気あふれている。

これこそ交通の連結といった感じで、それが現役であることに非常にロマンを感じます。

今回はそんな釜山港から山口県の下関港まで関釜フェリーで帰国しようと思います。

正確には関釜フェリーではなく韓国側会社の釜関フェリーですが共同運航をしておりますので便宜上関釜フェリーと紹介させていただきます。

毎日、関釜フェリーの「はまゆう」と釜関フェリーの「星希」が交代で日韓を行き来しています。


(釜関フェリー「星希/Seong Hee」、釜山港にて)

乗船手続き並びに出国手続きを済ませて乗船しますと、船内では10,000ウォン(およそ1,000円)で韓国料理の食べ放題をやっていました。

お値段以上の価値はありますので、もし乗船されるなら食堂に行ってみてはいかがでしょうか。

今回は、韓室の1等寝室を取りましたので、快適な国境フェリーの旅となりました。



(星希船内にて)

ということで、今回の韓国旅行は短いステイでしたが、濃密なものとなりました。

海外に行ったことがないという方は遠く感じるかもしれませんが、一度行ってみると一気に近く感じられました。

英語が通じるし、治安も良く清潔な韓国、大学生の初海外旅行先としてはなかなか最適ではないでしょうか。

ぜひ、みなさんもパスポートを取りましょう!!


(日本国旅券)

著:aidama